高等予備科

 高校受験社会・歴史(3)近世の日本 その2

■江戸幕府と幕藩体制: 豊臣秀吉の死後、関ヶ原の戦い(1600)にて豊臣派を破った徳川家康が実権を握り、征夷大将軍となって江戸幕府を開府(1603)。日本全体の約1/4を幕府が直轄領(天領+旗本領)として、残り3/4を、幕府と主従関係にある大名たち…

 高校受験社会・歴史(3)近世の日本 その1

■戦国時代から天下統一へ: 戦国時代には下剋上=実力主義の風潮ゆえ、各地に有力な戦国大名や寺社勢力、一向一揆などが群立・割拠。市場が分散している状態ゆえ、商売がしにくい。市場統合による広域経済圏づくりを目的として、織田信長が天下統一事業に着…

 高校受験社会・地理(3)日本の西南部 その2

■中国・四国地方の地理: 中国山地(その周辺で過疎化が進む)/四国山地/高知平野/鳥取平野(鳥取砂丘が広がる)/広島市=中国・四国地方の地方中枢都市/瀬戸大橋(岡山県・香川県を結ぶ)/明石海峡大橋+大鳴門橋(兵庫県・徳島県を結ぶ)。 ■中国・…

 高校受験社会・地理(3)日本の西南部 その1

■九州地方の地理: 筑紫山地/九州山地/阿蘇山(熊本県、世界最大のカルデラ)/桜島(鹿児島県)/雲仙岳(長崎県)/筑紫平野/宮崎平野/シラス台地(鹿児島県・宮崎県、水もちがわるい)/種子島(鹿児島県)/屋久島(鹿児島県、世界自然遺産)/さん…

 高校受験社会・公民(2)基本的人権と日本国憲法 その2

■基本的人権のなかみ: 日本国憲法における基本的人権の中心にあるのが、自由権(国家から制約されない権利)と社会権(貧困にならない権利)。加えて、これらを国民すべてが享受できる平等権(差別されない権利)がある。また、これらの人権は、市民革命の…

 高校受験社会・公民(2)基本的人権と日本国憲法 その1

■憲法/人権/市民革命について: 前近代においては王権が人びとを好き勝手に支配し、気に食わない者を処刑したり追放したりしていた(これを絶対王政という)。ところが、人びとは経済力を獲得するにつれ、市民(人権を有する存在)としての意識を高め、や…

 高校受験社会・歴史(2)中世の日本 その2

■建武新政から南北朝対立へ: 悪党(アンチ鎌倉幕府の武家)の武力をかりて鎌倉幕府を倒した後醍醐天皇(朝廷・京都)が行った公家中心の政治。冷遇された武家の不満が爆発し、武家と公家が対立して失敗に終わる。武家側の足利尊氏は京都に北朝をたて、自ら…

 高校受験社会・歴史(2)中世の日本 その1

■中世日本の流れ: 天皇(その政府が朝廷/西国)と将軍(その政府が幕府/東国)とが並立し拮抗する時代。鎌倉時代には幕府(鎌倉)が覇権を握り、次には、その幕府を倒した後醍醐天皇(京都)が公家優遇政治=建武の新政を行う。これが武家の不満を生み破…

 高校受験社会・地理(2)地形図読解

■地形図: 国土交通省・国土地理院(茨城県つくば市)発行。基本となるのが、縮尺25000分の1の地形図。 ■縮尺: 実際の距離を地図上で縮めた割合のこと。分子が1の分数で表す。縮尺分母の数値が大きいほど(例えば50000分の1)縮尺は小さく、縮…

 高校受験社会・公民(1)現代社会と家族 その2

■性別役割分業: 「男(夫)は賃金労働=ペイドワーク/女(妻)は家事・育児・介護労働=アンペイドワーク」という規範が、高度経済成長を経て、戦後日本の社会的な前提として定着。 ■男女雇用機会均等法(1985年制定): 会社等で働くことを希望する女性た…

 高校受験社会・公民(1)現代社会と家族 その1

■戦後日本国家のはじまり: ポツダム宣言受諾(1945)=GHQによる占領支配 → 日本国憲法制定(1946)=戦後日本国家の枠組確定 → サンフランシスコ平和条約(1951)=独立の回復 → ソ連と国交回復・国際連合加盟(1956)=国際社会に復帰。 ■戦後日本経済…

 高校受験社会・歴史(1)古代の日本 その3

■聖徳太子の対中国外交:古墳時代までは倭国/倭王(下)として中国皇帝(上)に朝貢するという外交スタイル。これに対し、聖徳太子は、日本天皇と中国皇帝との間での対等外交を試みた。 ■古代日本の仏教史: 天皇/国家の仏教(飛鳥・奈良)から貴族の仏教…

 高校受験社会・歴史(1)古代の日本 その2

■飛鳥・奈良・平安時代の位置づけ: この時期の物語=歴史の主人公は、王権(古代天皇制)。王権(古代天皇制)が次第に強くなっていき(飛鳥)、頂点に達し(奈良)、次第に弱くなっていく(平安)、という流れで捉える。 ■王権の強弱: 権力が強い=中央集…

 高校受験社会・歴史(1)古代の日本 その1

■農業革命=移動から定住へ: 旧石器・縄文時代の基幹産業は狩猟・採集・漁労。ゆえに移動する生活。自然の恵みは無限。よって食料争奪はおきず、戦争/領土/王権は生長しえず。農業革命を経た後の弥生時代には、農耕(稲作)=定住生活が本格化。ゆえに自…

 高校受験社会・地理(1) 世界と日本のすがた その2

■時差問題の解きかた(図示すること):二地点の経度差を求める → その数値を15で割ったものが時差 → 基準地点の日時にその時差を足し算/引き算する。 ■排他的経済水域:沿岸200海里が範囲。沿岸国にその水域内の水産資源・鉱産資源の権利が認められる…

 高校受験社会・地理(1) 世界と日本のすがた その1

■世界地図:メルカトル図法(角度が正しい)/モルワイデ図法(面積が正しい)/正距方位図法(中心からの距離・方位が正しい)。 ■緯線:0度=赤道(ギニア湾岸〜インドネシア〜エクアドル)/北緯40度(スペイン・マドリード〜中華人民共和国・ペキン〜…

 高校受験社会・オリエンテーション

■社会科は「暗記科目」か? 否。「あとで(受験が近くなったら)まとめて暗記」では、対処できない。とくに記述問題。山形県の県立高校入試では記述問題が全体の1/4〜1/3を占めるので、尚のことそうである。 ■大事なのは、理解すること。覚えるのはそ…