高校受験社会・公民(1)現代社会と家族 その2

■性別役割分業: 「男(夫)は賃金労働=ペイドワーク/女(妻)は家事・育児・介護労働=アンペイドワーク」という規範が、高度経済成長を経て、戦後日本の社会的な前提として定着。
男女雇用機会均等法(1985年制定): 会社等で働くことを希望する女性たちへの差別を禁止。これにより女性の職場進出の敷居が下がる。結果、「男(夫)は賃金労働/女(妻)は家事・育児・介護労働+賃金労働」という事態に。
男女共同参画社会基本法(1999年制定): 家事・育児・介護などのシャドウワークを女性(妻)のみに負わせないしくみづくり。男(夫)が関与可能な社会制度の整備(育児休暇の拡充など)ならびに家族外の者が関与可能な社会制度の整備(保育園の整備など)を行う。
■国民総生産(GNP)から国内総生産(GDP)へ: 経済のグローバル化に伴い、経済状態をはかる指標を、従来のGNP(ある期間に国民が創出した財・サービスの合計)からGDP(ある期間に国内で創出された財・サービスの合計)に転換。