2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧

 〈他者〉と繋がり合う居場所のために。

年度がかわり、メンバーそれぞれの立ち位置や境遇にさまざまな変化があったり、または新しいメンバーが増えたりと、わたしたちの居場所にも「新しい風」が吹き始めたような、そんな今日この頃である。居場所の内実とは、結局のところ、そこに集う「人」にす…

 『あんにょんキムチ』/『チルソクの夏』

「山形国際ドキュメンタリー映画祭2005」のプレイベント上映会に行ってきた。上映作品は、佐々部清『チルソクの夏』(2003)、松江哲明『あんにょんキムチ』(1999)。チルソクの夏 特別版 [DVD]出版社/メーカー: 角川エンタテインメント発売日:…

 『スウィングガールズ』

フリースペースのメンバーらとともにDVD鑑賞。矢口史靖『スウィングガールズ』。観るのは二度目だが、やはり例のシーン――いったんはジャズから離れたものの、離れきれずに一人川原でサックスの練習をする友子(上野樹里)。ふと気づくと、対岸に、同じよ…

 「二つの〈当事者学〉」の政治学

■はじめに2004年11月に刊行された、貴戸理恵『不登校は終わらない――「選択」の物語から〈当事者〉の語りへ』に対して、研究対象としてとりあげられ批判的に検討を加えられたNPO法人・東京シューレが「貴戸理恵著『不登校は終わらない』に対する見解…

 あらゆる場所にマーケティングが。

所属している派遣会社(教育系)のセレモニーに出席。なんつーか、日本の企業文化のアレなところがいたるところにベタに滲み出ていて、フィールドワーカーの視点からはいろいろと興味深かった。「地域の教育」とか「人を育てる」とか、一見「教育者」っぽい…

 終わりなき日常、再び。

引き続き、公益学論文について少し考えてみよう。これまでもそれなりに「居場所論」はやってきたわけだが、居場所関係者である自分が自らの活動について記述した文章なんて、どんなにストイックなふりをしたって、結局のところプロパガンダ(宣伝)とかマー…

 近況報告

5月22日の「日曜ゼミ」準備がぜんぜん進んでいない。ついでにいうと、8月20日締切の公益学論文の準備もまるで(以下略)。さすがにあせってきた。ということで、現時点でつらつら考えていることのメモ。■その1 「若年の居場所」の社会学 地方のフリー…

 「東京」の「発見」。

1泊2日の東京旅行から帰還。友人に案内してもらった西新宿の東京都庁がすごくおもしろかった。「修学旅行で初めて上京した田舎の中学生」状態ですよもう。高層ビルごしの青空。階層構造の都市空間。ひたすら何かに向かって歩いていく人々。公園の野宿者た…

 水のマージナル

今日のお仕事は、家庭教師が1件のみ。その後友人と会い、川辺でまったり過ごす。それはとても、穏やかな午後で。帰宅後、「JOJO立ち」のサイトに触発され、押入れの奥から『ジョジョの奇妙な冒険』が全巻詰まったダンボールを掘り起こし、そのままなし…