report

 私たちが怠ってきたこと。

昨年に続き、二度目のNPOフォーラム。外国人参加者とのディスカッションが刺激的で、同じものを期待して参加を希望した。私が所属したのは「資金調達/団体運営」をテーマとするディスカッション・グループである。実はちょっとしたハプニングがあった。 …

 「やまがた日曜大学」構想 〜「知産知消」の地域づくりのために〜

【はじめに】 地域振興のためには、その地域がもつ有形無形の価値資源を「発見」し「発掘」し「命名」し「演出」することで価値創造を行い、「魅力ある地域」を構築して、それを内外に向けて発信していく必要がある。地域という素材をプロデュースしていかな…

 調査企画:酒田市における民間公益活動の活性化要因についての調査

0.はじめに 本レポートでは、地方自治体(酒田市)職員の立場に立ち、現在抱えている課題を抽出し、適切なマーケティングリサーチを実施するための調査計画を立案する。1.背景と目的 人口流出や少子高齢化(とそれゆえの財政難)が進行する地方自治体で…

 公益法人改革のあるべき形を考える

公益法人―隠された官の聖域 (岩波新書)作者: 北沢栄出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2001/04/20メディア: 新書購入: 2人 クリック: 2回この商品を含むブログ (5件) を見る日本の公益法人―その正しい理解と望ましい制度改革作者: 入山映出版社/メーカー: ぎ…

 「ボランティアする側」と「される側」――「居場所」運営者から見た「ボランティア」

1.はじめに 発題者はこれまで、山形市内にて、2つの異なる「居場所づくり」のNPO活動に携わってきた。すなわち、①「不登校の子どもたちの居場所づくり」(2001−02年度)、また、②「(不登校・ひきこもり等を含む)子ども・若者の居場所づくり」…

 子ども・若者たちの居場所づくり 〜ぷらっとほーむの取り組みより〜

(1)「フリースペースぷらっとほーむ」の概要について 基本コンセプト: 子ども・若者たちの居場所づくり。不登校・ひきこもり等に限らない、居場所を求める全ての若年に開かれた居場所づくり。 2003年4月、山形市江南にフリースペースを開設。毎週木…

 フリースペースの「進路」支援 〜ぷらっとほーむの取り組みより〜

(1)フリースペースぷらっとほーむの概要について 基本コンセプト: 子ども・若者たちの居場所づくり。不登校・ひきこもり等に限らない、居場所を求める全ての若年に開かれた居場所づくり。 2003年4月、山形市江南にフリースペースを開設。毎週木曜〜…

 「フリースペースSORAの言説分析」

1 はじめに 滝口克典(筆者自身を指す)は、2001年1月から現在まで、山形市内において、若年世代を対象とした「居場所づくり」の運動・活動に継続的に関与してきた。2001年1月から2003年3月までは「フリースペースSORA」(山形市東山形…

 「二つの〈当事者学〉」の政治学

■はじめに2004年11月に刊行された、貴戸理恵『不登校は終わらない――「選択」の物語から〈当事者〉の語りへ』に対して、研究対象としてとりあげられ批判的に検討を加えられたNPO法人・東京シューレが「貴戸理恵著『不登校は終わらない』に対する見解…