高校受験社会・地理(2)地形図読解

■地形図: 国土交通省国土地理院茨城県つくば市)発行。基本となるのが、縮尺25000分の1の地形図。
■縮尺: 実際の距離を地図上で縮めた割合のこと。分子が1の分数で表す。縮尺分母の数値が大きいほど(例えば50000分の1)縮尺は小さく、縮尺分母の数値が小さいほど(例えば1分の1)縮尺は大きくなる。
■地形図を用いた2地点間の距離の求めかた: 地形図の縮尺分母×地図上の距離=実際の距離。
■等高線: 海面からの高さが同じ地点を結んだ線。この間隔が狭いほど傾斜は急になり、間隔が広いほど傾斜は緩やかになる。25000分の1の地形図では10mおきにひかれ、50000分の1の地形図では20mおきにひかれる。
地図記号: 水田/畑地/果樹園/桑畑(桑は蚕の餌=養蚕業の原料となる。蚕の繭は生糸生産=製糸業の原料となる)/広葉樹林/針葉樹林/茶畑/荒地/市役所/町・村役場/官公署/警察署/消防署/郵便局/工場/発電所/小・中学校/高等学校/病院/神社(神道=在来宗教。神主が管理)/寺院(仏教=外来宗教。僧侶が管理)/温泉/三角点/水準点。
扇状地: 河川が山地から平地に流れ出る際に土砂が堆積されてできた傾斜の緩やかな扇形の地形。堆積された土砂の粒が大きいため、水はけがよい=水もちがわるい=水がしみこみやすい。よって水田に向かない。主に果樹園として利用される。
■三角州: 河川が海や湖に流れ込む河口部に土砂が堆積されてできた低平な地形。水田として利用されることが多い。