大学予備科

 センター地理(4)気候要素と気候因子

■気候/気候要素/気候因子の定義: 気候=長期間の大気の平均状態を表したもの、日々の天候の総体。/気候要素=気温、降水量、風、気圧、日照時間、蒸発量など。/気候因子=気候要素の地理分布に影響を与えるもの。緯度、海抜高度、隔海度、地形など。 ■…

 センター現代社会(5)地球環境問題

■国連人間環境会議(1972): スウェーデンのストックホルムにて「かけがえのない地球」をスローガンに開催、人間環境宣言(経済成長から環境保護へ)を採択。「開発よりも環境保護を優先せよ!」を主張する先進工業国と、「貧困と低開発ゆえの環境問題、よ…

 センター倫理(5)家族のかたちの変化

■都市化/郊外化と核家族化の進行: 高度経済成長期(1955-73)に、太平洋ベルト地帯で工業・サービス業が発展し、安い労働力が大量に必要となる。これをカバーしたのが地方出身の新規学卒者たち(団塊世代=戦後生まれ第一世代)で、彼(女)らは集団就職で…

 センター地理(3)小地形 その2

■氷河地形の特徴: 氷河地形は、氷河の侵食・堆積作用により形成されたもので、高緯度地方や高山地域で発達している。氷河には大陸氷河と山岳氷河とがあり、かつて氷河期において山岳氷河のあった地域(北緯50度以北のヨーロッパ、北緯40度以北のアメリカ合…

 センター現代社会(4)科学技術の発達と倫理的課題

■近代科学の思想: 現代の科学技術発達の基盤となったのが近代科学の思考法。出発点の17世紀にさかのぼると、ベーコンが確立したイギリス経験論の流れと、デカルトが確立した大陸合理論の流れがある。前者が、実験・観察を重視し、帰納法(個々の事実から…

 センター倫理(4)工業化社会から情報化社会へ

■農村社会から工業社会へ: 前近代の農村では顔見知りの人びとの間での濃い人間関係が基調。使用するモノも自分の顔見知りがつくっていた。ところが、工業化の結果、多くの人びとは見知らぬ他人たちが集まる都市空間=大衆社会で暮らすようになる。そこでは…

 センター地理(3)小地形 その1

■平地の地形: 平野は、その成因により、浸食平野(浸食作用でできた平野)と堆積平野(堆積作用でできた平野)とに分けられる。浸食平野には準平原と構造平野があり、堆積平野には沖積平野と洪積台地がある。日本の平野は大部分が堆積平野である。 ■浸食平…

 センター現代社会(2)青年期の捉えかた

■マージナル=マン(境界人): 心理学者レヴィンの提唱した概念。大人と子どもの中間、という意味。 ■近代社会の発明品: 青年期は近代社会(工業化を経験した社会)に特有のありかた。中等・高等教育の時期(中学生・高校生・大学生)を概念化したもの。青…

 センター現代社会(3)欲求の分析

■欲求の階層構造説(欲求階層説): アメリカの心理学者マズローが提唱した概念。人間の欲求は、低次のものから順に、生理的欲求(食べたい、寝たい)、安全欲求(安全でいたい)、所属・愛情欲求(何かの一員でいたい、愛してほしい)、自尊欲求(リスペク…

 センター地理(2)大地形 その2

■世界の大地形: 世界の陸地は、造山運動を受けた時期により、安定陸塊/古期造山帯/新期造山帯 に分類できる。このうち、安定陸塊・古期造山帯はプレート内部の安定地域に位置し、新期造山帯はプレート境界の変動地帯に位置する。 ■安定陸塊: 先カンブリ…

 センター倫理(3)無意識の世界を探る

■無意識(意識では統御できない力)の発見: 西欧近代思想による「人間=理性的存在」なる想定に対し、フロイトの精神分析は人間の意識・理性(表層)に影響を及ぼす深層としての「無意識」を想定。つまり、西欧近代の「理性」信奉に対する批判=アンチテー…

 センター現代社会(1)現代社会の特質:大衆社会

■大衆社会のすがた: みんなが同じものを所有する大量生産・大量消費社会。みんなに同じ情報を大量に流すマスコミ(マス・コミュニケーション)の発達がそれを支える。公共的な事柄に関する意思決定を大衆にゆだねる普通選挙制度や、公共的な事柄へのアクセ…

 センター倫理(1) 「青年期」とは何か?

■「青年期」: 大人になるための準備期間。およそ13−22歳あたりを指す。文明社会=近代化が進んだ社会ほど長期化していく傾向にある。 ■ルソー「第二の誕生」: 理性の芽生える時期。 ■レヴィン「マージナル・マン」: 大人でも子どもでもない中間期。 ■…

 センター倫理(2)人はどうやって「大人」になるか?

■レヴィナス「顔」: 「私」に「汝殺すなかれ」と呼びかける他者の「顔」=暴力や死への恐怖におびえる「顔」が「私」を倫理的存在=「大人」にする。 ■エリクソン「ライフサイクル」: ライフサイクルの各段階に応じて発達課題が存在し、それをクリアしてい…

 センター地理(1)地球の概観

■地球の広さ・大きさ: 地球の全周=40,000km(地球の半径=6,400km) → 1周360度ゆえに、緯度1度=111km/赤道上の経度1度=111km。 ■地球の経度: 経線=南極と北極を結ぶ縦の線。ロンドン・グリニッジ天文台を通る経線を0度とし、この0度の…

 センター地理(2)大地形 その1

■地形をつくる2つの力: 内的営力(地球内部の熱エネルギーによるもの)と外的営力(太陽からの熱エネルギーによるもの)。 ■内的営力: 地表の起伏を増大させる。でこぼこにする。火山活動/地殻運動=造陸運動+造山運動(褶曲・断層)など。大地形をつく…

 センター現代社会・オリエンテーション

■ワーク: B5用紙に以下についてそれぞれ書く。名前/センター試験得点/目標点数/志望学部・学科/とくに持続的に興味をもっている社会的課題あるいはテーマ領域。 ■「現代社会」を学ぶことにどんな意味があるか: 私たちは不自由である。私たちの思考や…

 センター現代社会(1)現代社会の特質:情報社会

■マスメディアとは何か: 情報を、大衆(マス)に伝えるための手段(メディア)のこと。テレビ/ラジオ/新聞/雑誌など。 ■マスメディアの問題点: 商業主義(コマーシャリズム)/世論操作・画一化の危険性 → メディア・リテラシー(メディアを批判的に読…

 「センター現代社会」開講(2008)のミッション

大学入試受かる政治・経済現代社会用語シルクロード723 (大学受験Vブックス新書)作者: 清水雅博出版社/メーカー: 学研発売日: 2006/04メディア: 新書購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (1件) を見るはじめからわかる現代社会 (センター力UP!はじ…

 センター倫理・オリエンテーション

■ワーク: A4用紙に以下についてそれぞれ書く。名前/センター試験得点/目標点数/志望学部・学科/地歴科選択科目/「倫理」を学ぶことで何を獲得したいか。いちばん最後の項目のみ発表。 ■「倫理」を学ぶことにどんな意味があるか: 「死」をはじめとす…

 センター地理・オリエンテーション

■ワーク: A4用紙に以下についてそれぞれ書く。名前/センター試験得点/目標点数/志望学部・学科/公民科選択科目/「地理」を学ぶことで何を獲得したいか。いちばん最後の項目のみ発表。 ■地理学: 空間/自然と人間との関わりかた、そしてその関わりか…

 「センター倫理」開講(2008)のミッション

センター試験倫理48テーマ&演習―新課程 (東進ブックス―大学受験高速マスターシリーズ)作者: 相澤理出版社/メーカー: ナガセ発売日: 2005/08メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 19回この商品を含むブログ (7件) を見る■「センター倫理」指導の年間プログラ…

 「センター地理」開講(2008)のミッション

入試に出る地理用語&問題2000作者: Z会出版編集部出版社/メーカー: Z会発売日: 2006/05メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る■「センター地理」指導の年間プログラムの作成・実施・記録。主要参考テキストは以下の2冊。Z会出版編集部『入試に…