センター地理(2)大地形 その2

■世界の大地形: 世界の陸地は、造山運動を受けた時期により、安定陸塊/古期造山帯/新期造山帯 に分類できる。このうち、安定陸塊・古期造山帯はプレート内部の安定地域に位置し、新期造山帯はプレート境界の変動地帯に位置する。
■安定陸塊: 先カンブリア時代の造山運動により生まれる。卓上地・楯状地などの地形が見られる。もともとゴンドワナランドであった諸地域、バルト楯状地、カナダ楯状地など。鉄鉱石の鉱床が多い。
■古期造山帯: 古生代の造山運動により生まれる。丘陵性のなだらかな山地が見られる。アパラチア山脈ウラル山脈、ぺニン山脈、グレートディヴァイディング山脈、テンシャン山脈など。石炭の炭田が多い。
■新期造山帯: 中生代末から新生代にかけての造山運動により生まれる。険しい山地や島弧が見られる。環太平洋造山帯、アルプス=ヒマラヤ造山帯など。銅鉱石の鉱床や石油の油田が多い。