センター地理(2)大地形 その1

■地形をつくる2つの力: 内的営力(地球内部の熱エネルギーによるもの)と外的営力(太陽からの熱エネルギーによるもの)。
■内的営力: 地表の起伏を増大させる。でこぼこにする。火山活動/地殻運動=造陸運動+造山運動(褶曲・断層)など。大地形をつくる。
■外的営力: 地表の起伏を平坦化させる。なだらかにする。風化/浸食/運搬/堆積などの作用。小地形をつくる。
プレートテクトニクス: 地球を生卵に見立てたときの卵の殻にあたるのが地表。地表は、十数枚の大陸プレートと海洋プレートから成る。それぞれのプレートの中央部は安定しているが、プレートとプレートの境界付近は、地震や火山活動などが活発な変動帯となる。プレートの境界には、広がる境界/狭まる境界/ずれる境界 がある。
■広がる境界: プレートの生まれるところ。海嶺(海洋)、地溝(大陸)が見られる。大西洋中央海嶺アフリカ大地溝帯など。
■狭まる境界: プレートの消えていくところ。大陸プレートと海洋プレートがぶつかる場では、海溝・弧状列島(島弧)が見られる。日本海溝、日本列島など。大陸プレートと大陸プレートがぶつかる場では、大山脈が見られる。ヒマラヤ山脈アルプス山脈など。
■ずれる境界: プレートの生成や消滅は見られない。横ずれ(トランスフォーム)断層が見られる。サンアンドレアス断層など。