ユートピアの裂け目

■W先生の社会学ゼミ。5コマ目。16:20−17:50。参加者は、学部3年の学生さん8名(女4/男4)と先生とわたし。先生が司会となり、ゼミ論の中間報告を。学生さんの報告テーマは「競馬の歴史」。冒頭で映像資料を見たあとで、レジュメの報告を受ける。学生さんたちの質問やコメント、それに対する応答などで議論の論点そのものが拡大/拡散。そうした議論を受けて、先生がその中から社会学的に有意味であるような文脈を幾つか取り出し、方向性を提示する。ゼミは定刻どおり終了。
■以下感想。学部3年ゼミに参加させていただくのは久しぶり。コメントを求められるも、おそらくは自分に期待されていたであろう類のそれをきちんと返すことはできなかったように思う。もっともっといろんな文脈情報を獲得しなくては。とは思うものの、3年ゼミ(ゼミ論指導の場)は、4年ゼミ(卒論指導の場)とは前提がまったく異なるので、そういう点でコメントが難しい、というのも確かではある。プレ・ゼミ論段階の彼(女)らの課題は、おそらくは「オリジナルな仮説の設定」にある(4年ゼミはその「検証」が課題と思われる)。だとすれば、こちら側に求められているふるまいとは何なのか。改めて考えてみよう。
■その後、「お誘い」を受けて、W先生の社会学3年/4年ゼミの合同打ち上げに参加させていただく。3年生の人たちが鍋を準備。4年生を迎え入れ、そのまま飲み会へ。参加者は、学生さん14名+先生+わたし。じっくり話すとかいうわけにはさすがにいかなかったが、それでも複数の学生さんたちとあれこれ個別に話すことができてよかった。何人かの学生さんから「いつも貴重なコメント助かります」みたいなことを言われる。ウザがられているわけではどうもないらしい。安心した。そういうあれこれと同時に、火種が視界に。うーん。まあ、明日も社会学ゼミには参加する予定なので、続きはそののちにでも。