「歴史学」の(再)発見。
- 作者: イアンカーショー,Ian Kershaw,石田勇治
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 1999/01
- メディア: 単行本
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■以下感想。自分が現役だった頃は、「アナール学派と社会史」だとか「家族史の国際比較」だとかそんな感じの割とソフトなテーマが多かったと思うのだが、今回のそれは非常にハードな話題――国際関係論とか経済史とか国制史とか――ばかりで、ついていくのがやっと。もっともっとお勉強が必要。それとともに、現在の日本を「ファシズム」と捉える運動系の言説がある(そしてそれに自分もまた乗ってきた)わけだが、もうちょっと丁寧に「ファシズム」なる概念装置とその履歴についてフォローしておく必要性を感じた。あとは単純に、今回の報告になかった日本やソ連とも比較分析してみたいと思った。