『引きこもり狩り』

■読了本。13冊目。芹沢俊介高岡健『引きこもり狩り』。昨年4月に起きた名古屋のアイ・メンタルスクール寮生死亡事件をネタに、「引きこもり支援」という営みそのものに疑義を突きつける。著者らの主張を要約すると、ひきこもり者のイニシアチヴを認めないような「支援」はとうてい支援とは言えないだろう(それは暴力だ!)ということなのだが、その主張がなぜ斎藤環とあれほどの敵対関係に繋がっていくのかが正直いってよくわからない。玄田有史本田由紀の関係みたいなものなんだろうか。