ふざけ過ぎた季節の後で

HORIZON

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■22日(月)。予備校高等予備科2コマ。カミングアウト、第一弾。午後、居場所スタッフ・ミーティング。その後、鶴岡へ。6コマ「公益史」は、戦前の「家」制度についての講義。7コマ「日本史演習Ⅰ」は、県内の高等学校の偏差値序列について。次週の報告が決定。終了後、研究室で「中学生講座」8-9回の原稿作成。帰宅。
■23日(火)。午後、某所にて「第1回●●●会議」。行政サイドがセッティング。県内各地で活動する(不登校・ひきこもりなどの)若年支援団体の代表者10名と行政、大学側の関係者らが一堂に会してのネットワーク会議。とはいえ、ほとんどが既知の間柄というのと場所が場所だということから、今はなき某居場所の同窓会みたいな感覚に。問題は会議の内容。3時間の予定で、最初の2時間がそれぞれの自己紹介、その後の45分が今年度事業案の説明で、残り15分が協議、みたいな司会。司会の中の人が下手くそとか言うのではなく、そもそも私たちNPOの側に当企画に対する参画やら異議申立やらの権限を(形式的にはともかく)実質的には認める気がなく、だからこそこんな無茶苦茶な構成であったということらしい。はじめに「結論」ありき。「下請け無償労働力として行政に奉仕すること」への合意を――ネットワーク会議という偽装のもとに――私たちから取り付けようという魂胆。大変申し訳ありませんが合意するわけにはまいりません、ということでちゃぶ台返し。事業案を凍結させることに成功。行政と大学の関係者の方々には、これからゆっくり時間をかけて「若年支援」の何たるか――というよりむしろ「NPOとの協働」の何たるか――をじっくりご理解いただこうと思う。くれぐれも途中で逃げないでほしい。その後、恩師のY先生、某作業所の理事Nさん、同施設スタッフのお二人とで飲み会。話題のほとんどは某作業所の内部事情をめぐるあれこれ。組織って面白いなあ、と話を聞きながらぼんやり思う。その後、ぷらほに宿泊。
■24日(水)。予備校高等予備科2コマ。授業中、生徒の中の人にカップラーメンを食べられそうになる。あわててツッコミ、間一髪で阻止。その後、居場所スタッフ。第2回言語化WS。がんがれH嬢。終了後、家庭教師2件。
■25日(木)。早朝、「中学生講座」8-9回の収録。その後、居場所スタッフ。腐女子が1人増えて、ヲタ3人で例の企画について打ち合わせ。とりあえず次週までに銀行口座とクレジットカードを用意すること、近いうちに「日帰り巡礼ツアー@仙台市」を企画すること、が決定。終了後、南方よりお客さま。1年ぶりにお会いしたその人はすいぶん雰囲気が違っていて、待ち合わせ場所ではご本人だと気づかずに素通り。ごめんなさい。相互に喋りたいことを喋り倒し、気がついたら6時間(=1監禁)が経過。こういうのは久しぶり。本当にありがとうございました。
■26日(金)。予備校高等予備科2コマ。密閉空間が強いる関係性の地獄。立場的に何もしてやれない自分がもどかしい。どうかうまいこと何とかして今を生き延びてほしい、と思う。その後、酒田へ。学部の社会学ゼミ。出席者9名。久しぶりに全員でそろう。お題は「占い師のライフヒストリー細木数子の言説分析」。終了後、鶴岡へ。6コマ「ミクロ経済学」講義。需要曲線の含意について。数学の講義を受けているような錯覚が。いつもと違う部分の、未使用の脳みそを使用しているようで、途中で偏頭痛がやまず。その後、研究室にて某財団へ今月末提出予定の助成申請書を作成。深夜、最後まで居残組の院生Sさんとラーメンを食べに行く。Sさんのご専門は「指定管理者制度」とのこと。あれこれ興味深いお話でありました。院生宿舎に宿泊。めがねっこリクルート幽霊は今回も出ず。
■27日(土)。午前、「中学生講座」10-11回の原稿作成。でも終わらず。その後、3コマ「公益法人研究」講義。こちらは行政学の術語やら概念やらで頭痛が。とはいえ、未知の語彙体系に触れるのは楽しい。とにかくもう、圧倒的に楽しい。馴染みのないごつごつした言葉たちが、少しずつではあれ、角が取れ、自分の中で腑に落ちてくるその過程が、今の自分には最高の快楽。終了後、山形へ。居場所を経由して、その後、家庭教師1件。帰宅して山積みの仕事を片付けようかと一瞬思ったが、日記をまとめ書きしているうちにだんだん全てが嫌になってきた。みんな●んでしまえばいいのに。