生まれたての僕らの前にはただ
- 作者: イアンカーショー,Ian Kershaw,石田勇治
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 1999/01
- メディア: 単行本
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■深夜の邂逅。街外れのファーストフード店。まるで「時間旅行」だ。その人との対話においては、いつもいつも自分の中の未知の自分がふいに姿を現す。引きずり出された「それ」を見て、はじめて「それ」がそこにあったことに気づく。とかまあ、そんな感じ。新しい何かを共同で構築しているようで――そもそも「会話する」とはそういう過程である、とはエスノメソドロジーの偉い人も言っている――、それが今はとてつもなく楽しい。似たような楽しさや喜びを、その人もまた感じてくれていればいいな。「意識的に烏龍茶を注文しているな漏れは」とか思わなくもないが、「お前さぁ、己の/相手の立場を考えろよ」と脳内の超自我な人が五月蝿いのでまだちょっと思考停止。しかし、暴走する妄想の猛威により、タガは外れつつある。さてどうなるか。明日は酒田で社会学3年ゼミ。少し頭を冷やしてこよう。