はじまりの世界史。

ナビゲーター世界史B―これならわかる! (3)

ナビゲーター世界史B―これならわかる! (3)

■今日で終わりを迎えたものと、今日で始まりに至ったもの。とりあえずまずは土俵に上がってもらわないとお話しにならないわけで、まだ習っていないという近代史の講義を大急ぎで執り行うことに。本日は、「アメリカ独立革命」から「フランス革命」を経て「ナポレオン支配」まで。「フランス革命」は、政治=事件史という縦軸に、社会構造史的な横軸を組み合わせることで立体的に整理でき、理解しやすくなる。この「社会構造史」の視点こそ、自分の教授法の売りなのだと再確認。まともに世界史を講義するのなんて、高校で講師をやっていたとき以来だから、本当に久しぶりだ。
■ところで「フランス革命」といえば、マリー嬢の例の名言――「パンがないならケーキを食べればいいのに」*1――がネタとして汎用可能なわけだが、今日また新たなネタを発見してしまった。参考書に「ギロチンという名前は提案者の医師ギヨタンの名前が由来となっている」的な記述あり。ギヨたん。ギヨたん萌え。ギロチンで切断されても数分間は意識がのこり、瞬きも可なのだそうです。かつて勤務していた農業高校の女子高生たちが実習後に「首を落とした後も鶏の身体はあちこち走り回るよ」とか嬉しそうに教えてくれたときのことを思い出した。生命の力って本当にすごい。

*1:改めて思ったのだが、これってディオの名台詞「おまえは今までに食ったパンの枚数を覚えているのか?」とどこか似ている。身分格差というものを自明視して疑わない、その美しいまでのふてぶてしさにおいて似ている。