第五回 日曜ゼミ

自己への物語論的接近―家族療法から社会学へ

自己への物語論的接近―家族療法から社会学へ

ナラティヴの臨床社会学

ナラティヴの臨床社会学

■日曜ゼミ@山形市市民活動支援センター。参加者5名。報告テーマは以下の通り。

①「私の夏休み2」
②「ナラティヴ・セラピーとは何か」

■①は、学生のKさんによる、約一ヶ月間に及ぶフリースクールへの参与観察の記録。対象は、福島市フリースクールNPO法人ビーンズふくしま」。報告からは、対象となったフリースクールの内実だけでなく、Kさんの自己変容の過程をもまた読み取ることができたわけで、むしろそちらのほうが興味深かったりも。
■②は、私自身の報告。ナラティヴ・セラピーの視点で居場所のあれこれを記述してみようとか思っていて、これはそのための準備作業。「方法としてのナラティヴ」はしかし、それを用いる者の意図次第でいかようにも利用可能。であればこそ、そこに働くメカニズムをしっかり理解し記述する必要あり。