誰かいますか 開けてくれますか

■本日は、居場所にて「油絵教室」を開催。スポンサーでもあるTさんに講師をしていただく。見ているだけでは物足りなくなり、ついついメンバーに混じって画布に絵具を塗りたくって遊んでしまった。久しぶりだ。大学の絵画部で描いたのが最後なので、もうかれこれ15年近くたつのだな。描きかけのまま放置していた「草原にたたずむ友人女子」――このモチーフもまた非常に香ばしい――の絵に、勝手にタイトルをつけられ部展に出品されたなんていうこともあったっけな。確かそのタイトルは「まゆみ」だったと思うのだが、なぜに「まゆみ」? 
■某大学院に入院する予定だとカミングアウトすると決まって「あんな潰れかけの低偏差値校に?」みたいな反応がきて面白い。入学時偏差値の高低とそこで自らが獲得しうる知的資源の質/量の大小とが正の相関にあるという想定ゆえのものかと。まあ確かにそれが「高偏差値校」であれば、学歴ロンダリングによる権威やアウラをまとうこともできるわけですが。でもそれって、「東大にさえいけば何かを変えられる」とか「東京にさえいけば何かを変えられる」とかいう例のアレの裏返しにすぎないのではと小一時間。今いるその場所で何かを変えられないやつは、たとえ東大に行こうが東京に行こうが(以下略)。東大人でも東京人でもないのに「低偏差値」云々を嬉々として語る連中を見ると、そういう言明こそがあなたの価値を最も激しく切り崩しているのですよ、と忠告してあげたくなる。どうせゲームをするのなら、自分が勝てるルールのそれにすればいいのにね。かわいそうに。