悪夢。

多重人格探偵サイコ (10) (角川コミックス・エース)

多重人格探偵サイコ (10) (角川コミックス・エース)

筋金入りのサイコパスに気に入られてしまい、付け狙われ、追い詰められて、自分の身を守るために「先制攻撃」の苛烈な暴力を振るう夢を見た。護身用に準備したチェーンソーで相手を殴る。だが彼にはまるでこたえない。ニタニタ笑い。仕返しの暴力が怖いので、とどめを刺すべくさらに苛烈に「先制攻撃」、でも相変わらず返ってくるのはニタニタ笑いのみ、募る恐怖にさらに苛烈に「先制」の暴力を(以下略)。何か怖い存在から逃げる系の夢は、リアルワールドで行き詰まると時折見ることもあったのだが、反撃したのは今回が初めてだったかもしれない。恐怖と暴力。彼のニタニタ笑いに、お前も同じなんだよ、きれいごと言ってんじゃねーよ、とか言われた気がした。『多重人格探偵サイコ』にもそんなエピソードあったような。でも、そんな「批評」なんてどこかに吹っ飛ぶくらい、彼の存在への恐怖は圧倒的なのでありました。夢から覚めてなお、とどめをさせなかったこと(そして生き残った彼からの「仕返しの暴力」があるだろうこと)へのぼんやりした不安と恐怖が自分の周囲を覆っているような感覚。あーこわい。
夢のような5連休も今日で終わり。明日からは夏休みモード――家庭教師/予備校講師にとっては「夏期講習」で忙しさ倍増を意味――に突入。憂鬱。