社会科は「暗記」でOKか?
本日、今年度初の授業を遂行いたしました。オリエンテーションということで、以下のような話をいたしました。
- 社会科は「暗記」でOKか?
- 「まんべんなく暗記」なんて不可能。非効率。
- 「あとでまとめて暗記」もありえない。
- それじゃ社会科の実力って何?
- 「大事な情報/そうでもない情報」を見分ける。優先順位を確定。
- わかんないところはその場で考える。「想像力」がモノをいう。
- 「書く」ことができるということ。
- どうすれば身につく?
- 骨組となるロジックやプロット、ストーリーをしっかり理解せよ。
- 手元に既にある知識をまずは整理せよ。「引き出し」をつくろう。
よくよく考えてみたら「社会科は暗記教科だ」なるメッセージが常識的に支持されているということは、「社会」に関わる事柄は「思考することをやめてただ鵜呑みにしましょうね」という合意が社会的に成立しているということを意味しているわけで。「効率的な受験勉強の支援」というだけでなく、「脱思考停止の支援」という意味合いにおいても、「丸暗記」批判は続けていかねばと思いますた。