気がつけば

今年もあと10日足らずなのですね。

どこかで焦りを感じている自分がおります。その原因を、最近までは「アウトプット機会の供給過剰ゆえに、インプットの時間がない」ことにあると自己分析していましたが、どうもちょっと違う。正確には、「アウトプット機会」それ自体は確かに多すぎなのだけど、「自分の望むインプットへと自らを的確に動機づけてくれるようなアウトプット機会」については、圧倒的に供給不足だってこと。そんなこと言うんなら論文でも書けばいいじゃんだって? まさにその通り。でも、論文って3ヶ月〜1年に及ぶ長期的な仕事。もっと短いタイムスパンで、お互いの視点や論点について容赦なく対話できるような場=機会が欲しいのです。大学院のメリットは、論文製作に不可欠なそうしたプロセスへのアクセスが制度的に保障されていること。そうしたことを機能的に代替できるしくみをどうやって創っていくか――そんなことを妄想しながら、年末年始を乗り切っていきたいと思います。あー、労働したくない。