■5/6(木):午前、新聞書評の執筆。午後、予備校「センター地理」講義。その後、芸工大へ。エスノメソドロジー合同ゼミ。参加者7名。今回はOさんのレジュメ。自分をどのようなものとして提示するかについての方法をそれぞれが模索しながらおそるおそる進んでいくような空間であったが、K先生の「わかんない」発言により場の性格――この場がいかなる方法を適切なものとして成り立たせるか――が結晶化し始めた感あり。何にせよ、秩序ができあがっていくさまを観察するのは面白い。
■5/7(金):予備校「高校受験社会」講義。その後、山形市役所での打ち合わせを経て、ぷらほへ。印刷屋さんに、地域づくり情報誌(ぷらほ版)原稿の一部を入稿。結局、例の難関については持ち越し。夕方、七日町のコミュニティFMにゲスト出演。NPO仲間からのバトンを受け、ぷらほの学びの場づくり部門についてのやりとり。語り口がまだまだ練れていない、ということだけはわかった。その後、山形市市民活動支援センターへ。講座のチラシを印刷。終了後、ソラリスのレイトショー。『時をかける少女』。仲里依紗のすごさに改めて感染。
■5/8(土):雑務におわれる。
■5/9(日):雑務におわれる。
■5/10(月):予備校「センター現代社会」講義。山大医学部、同小白川キャンパスを経て、ぷらほへ。若者UJIターン推進事業スタッフミーティング。その後、共同代表ミーティング。
■5/11(火):大学院@鶴岡へ。若者UJIターン推進事業・ネットワーク会議(庄内地域分会)。年間通してのテーマは、若者UJI推進に有効な政策は何か。スタッフOさん、院生Nさん、院生Tさんと滝口の4人。全員が大学院経験者という濃厚なる集まり。Iターン者が中心だったため、地域居住のイメージと現実の落差が中心的な話題となる。結論は、(1)JIターン者向け:やまがた地域生活ガイドブックの作成、(2)地域住民向け:「県外出身者=異邦人」という認識の普及、ということに。グループ・ミーティングの場合、どのようなメンバー構成にするかで、その場にもちだされる話題、引き出せる内容がずいぶん異なったものになるのだということを改めて学べたように思う。終了後、Oさんと遅めの昼食。その後、大学院にもどり、講義「事例研究法」「公益社会デザイン論」を受講。前者の演習が、だんだんごまかしのきかない領域に入ってきた感あり。新たにいろんな迷いが生まれつつある。その後、WゼミOGのHさんと待ち合わせ、車内で簡単な打ち合わせ。
■5/12(水):早起きして大学院研究室へ。地域づくり情報誌(ぷらほ版)原稿の執筆作業。とりあえず、加筆部分をひと通り書き終える。その後、スタッフOさんと合流し、三瀬駅へ。前日、ネットワーク会議に参加できなかった有機農家Hさんを訪問。前日の会議内容の共有と、Hさんからの情報収集。一挙に視界が開けた感あり。裏の林でとれたという巨大な孟宗をおみやげにいただく。感謝。その後、大学院に戻り、Nさんへのインタビュー取材。スタッフOさんへの研修もかねて、滝口がインタビューのお手本を提示してみせることに。毒抜きに手間取り距離化まで時間がかかってしまったが、最後の最後で意味ある語りが生成したのでまあ及第点かな、という感じ。その後、大学院主催のプログラムで、西水美恵子さんを講師に迎えての「パワースピーチ」フォローアップ・ゼミに参加。半年前(!)の「パワースピーチ」のその後を語り、共有する会。終了後、スタッフOさんと合流、この2日間をふりかえりつつ帰宅。助手席から見える月山道の風景の新鮮さにひそかに感動する。
■5/13(木):予備校「高校受験社会」講義。前々からひっぱり続けてきた「中国王朝史の唄」をついに披露。山大医学部での打ち合わせを経て、ぷらほへ。キャラ化ビジネスプロジェクトの定例ミーティング。その後、再び予備校へ。「センター地理」講義。終了後、再びぷらほへ。よるぷら社会学ゼミ。参加者6人。初回の今回は、オリエンテーションも兼ねて「社会学とは何か」を体験するワーク――ワーク1:私(たち)の思考や行動を規定し拘束する社会的な力をあげてみよう。ワーク2:社会の「謎」をさがしてみよう――を行う。次回より、宮台「よのなか」論文の購読に入る。レジュメ担当者も決定。帰宅して、予備校高等予備科の定期テスト採点業務。
■5/14(金):予備校「高校受験社会」講義。その後、ぷらほへ。スカート記念日。残る課題はかつらと紺ソックス。助成金の申請書類などを作成。そちらの事業も始まるしな!とかいう思いもあり、つい油断してしまい、帰り道にかなりやばい類の散財を遂行してしまう。自分自身に猛省を促したい。それから、T書店の書店員Aさんに西水本をお貸しすることに。
■5/15(土):午後、教養講座「オトナノ社会科01:わかりたいあなたのための、宗教・入門」を開講。参加者11人。新聞に記事が掲載されたということもあり、一般参加者が予想以上に多く、かなりの緊張を強いられる。今回のテーマは、1コマ目が「宗教の社会的機能」、2コマ目が「儒教の基本発想」。双方向的なやりとりがあまり活発でない90分はとてもとても長く、準備してきた話題があっという間に尽き果て、次回分のテーマにまで入り込んだ質疑応答になってしまう。講義内容をもう少し練り直す必要あり。とはいえ、とりあえず多くの方に満足いただけたようすではあったのでまずは及第点とする。終了後、ラーメン屋を経て、ぷらほへ。某機構より助成を受ける予定の「青少年支援NPOスタッフ研修用テキストの作成事業」のキックオフ・ミーティング。参加者6人。KJ法で、テキスト掲載が必要と思われるテーマやトピックを洗い出すワークを行う。書評マラソンが次週より再開される予定。