■某NPO基金の成果報告会。プレゼンの最中に審査委員の1人に突然「ネクタイちゃんと締めろ、マイクちゃんと持て、ちゃんとしろ」とか怒られた件。あたしたちをちゃんと敬いなさい、ってことなのかしら。ちっ、うるせーな。素朴な疑問その1:ジャージの人とか普段着の人とかがふつうに混じっている場のなかで、「ネクタイを緩めていた」ということだけに取り立てて焦点をあてた批判がもし仮に可能なのだとしたら、それはどういう根拠においてか。よくわからん。素朴な疑問その2:個人的な事情をいうと、極度のあがり症ゆえ締めつけが厳しいと過呼吸気味になるので、仕方なくネクタイを数センチ緩めていただけなのだが、そんなものは公の場にはもちこむな、ということか。デブは公共空間から排除せよ、ということか。NPOなど「新しい公共」の肝というのは、多様な人びと(市民)に開かれてあること、ではないのか。よくわからん。マイクが遠かったのは慣れてないせいであります。そこをそんな、道徳的に攻められても困ってしまいます。叱責されるまでもなく、指摘されれば気づきます。ちゃんとしていないのは、まあ、そういう存在だからです(でも、よく考えてみてくださいな。ちゃんとしてたらそもそもこんな活動はつくれないし、つくろうとも思わないでしょう)。しかし何より悔しかったのは、そんな品格ファシストのクレームごときに冷静さを失い、プレゼンの時間配分がめちゃめちゃになってしまい、最後まで丁寧に説明できなかった点。ご支援・ご協力いただいた方がたに対して、そこがすごく申し訳なかったと反省。どうもすみませんでした。