■残りの原稿をほぼそろえて午前中のうちに入稿。修正箇所を明日までにメール。16日か17日に第一次のゲラが戻ってくる予定。まだ少し残ってはいるのだが、視界が徐々に開けてくる感じ。足元がおぼつかない。新しい現実に着地するための猶予期間として、相方の人に明日一日お休みをいただく。感謝。明日いっぱいで6年つきあってきたけいたんともお別れなので、少し遠出しようかとも思う(残りの原稿が終われば、の話)。
■キャラ化ビジネスプロジェクトの面々と、今後の予定について幾つか打ち合わせ。とりあえず確定しているのが、芸工大メガネ研究室の3人と私たち3人による合同読書会の開催で、その顔合わせ会の日取りが決定。その日の準備として2人に宿題を課す。読書会のテーマに関連して、前提を欠く2人にナラティヴ・アプローチや言語論的転回以後の認識論について説明するも、うまくいかず。が、アートを外してやりたいことを延べよを問うたところ、カテゴリー化実践について分節したいとの訴えが出てきたので、急遽、付け焼刃ではあるがエスノメソドロジーの基本発想について説明。こちらのほうが腑に落ちたようす。ということで、次回はエスノメソドロジー読書会にしましょうとの逆提案を試みてみよう。
■夜、久しぶりに開放感に任せて山形フォーラム@香澄町へ。ずっと楽しみにし続けてきた『ゴールデンスランバー』。懐かしい風景が至るところに。しかもなんと「橋の下」が!(安藤、観たか? まだ覚えてる?) 乱暴に要約すると、(1)与える者は与えられる、(2)ナショナルなものとヴァナキュラーなものとの対立、という構造の物語。観終えてロビーに出たら、たまたま同じものを観に来ていたという相方夫妻に遭遇。
■帰宅してメールをチェックしたところ、「ラブレター」に朱入れしてもらったものが届いていた件。こちらの盲点や死角を逃さず指摘するその技量に改めて感動を覚える。手加減とか遠慮とかをせずに仕事ができる相手がいるというのはものすごく楽でいいなあ、とかぼんやり思う。さて、春休みの課題にまずは何を投下しようか。