■日記をまとめがきするのが最近のデフォルトだったのだが、それでは備忘録の意味をなさないと思い至り、がんばって書こうと決意する。ということで、本日より再開。
■院生仲間Oさんの修論口頭試問(公開)にお招きいただいたので、芸工大・K研究室へ。K先生とOさんとで諸々の作戦会議。大学構内ではちょうど今日より卒業制作の展示会がスタートとのこと。打ち合わせ終了後、Oさんの案内で院生の作品展示を観て回る。非常に面白い。「ぷらほ」メンバーたちともう一度来てみたい(芸大体験ツアーとして)。その後、口頭試問会場の「子ども芸術大学」へ。もう一人の院生女子の作品講評にもまぜてもらう。講評が進むにつれ、ローカル言語が徐々に普遍言語に置き換えられていき、部外者の自分にも理解可能な抽象水準に到達。扱う素材や手段は違えど、その骨格は人文系のディスカッションと何ら変わらない。その接続の感覚が得られたことが、本日いちばんの収穫。その後、場所を移してOさんの報告。芸術教育における批判的思考・態度養成機能についての理論的整理ならびに事例分析。現実の相対化をその核心と捉えるOさんだが、自分としては、相対化の先に見出された新しい現実の定着化が果たされないと、批判的思考・態度の「養成」にはつながらないのではないか、現実にそれを果たしているのは仲間(ピア)の存在ではないか、などとぼんやり思ったので、それを指摘。非常に面白かった。次は自分の番である。打ち上げにもお誘いいただいたのだが、編集作業が遅れまくりゆえ、泣く泣くお断りする。残念。
■いろいろと刺激をいただき、それじゃ自分は…などと考えてみたいものの、目下の懸案が視界を完全に塞いでいるので、まずはそれを除去しないといけない。もう完全な雪かき作業。帰宅してさっそく今日のぶんのノルマを終わらせようと、スタンドライトをつけようとしたら「ばちっ」と音がして電球が切れる。なんでだず。やる気が一気にうせる。