君なりに考えて出した答えの中に

■9日(月)。W研究室@酒田市にて個別指導。その後、大学院@鶴岡市へ。「パワースピーチの方法」を学ぶNゼミ。第1回目。「パワースピーチ」とは、人に思いを伝え、その人を動かすようなスピーチのこと。宿題として課されていた「何でもいいから自分が一番訴えたいことを5分でスピーチせよ!」を、参加した院生6人それぞれがまずは発表。自分は「アクティヴィスト(活動家)の学校をつくろう!」という趣旨のスピーチを行った。いつものように呼吸困難に。その後、自分及び周囲のスピーチに関する感想や意見、批評などを出し合い、最後にN先生が「パワースピーチ」の要点を講義して終了。翌日までにそれぞれが自身のスピーチを手直しし、再度発表する。非常に面白かった。大学院指定宿泊施設が珍しく満杯で、鶴岡駅前のビジネスホテルに宿泊。
■10日(火)。大学院@鶴岡市にて、翌日の「NPO・市民活動入門ゼミ」の報告準備。午後、大学院応接室にて待機中のN先生に個別指導を受けにいく。あれこれ質問する過程で、さまざまな評価や励ましをいただく。夕方より、第2回目の「パワースピーチ」ゼミ。やはり、まずはそれぞれが準備してきたスピーチを行い、その後で車座になって相互のスピーチを批評しあう。自分のはともかく、他の院生のスピーチが前日とは比較にならないくらい胸に迫るもの、感情を揺さぶってくるものになっていて、その辺りに「パワースピーチ」という手法の凄まじさを感じた。自分の場合、もっともっと場慣れしなければならない。修了後、山形市へ。「ぷらほ」にて、「NPO推進フォーラム」のために山形入りしていた郡山の若者グループ「ぴーなっつ」のみなさんと合流。そのまま、「ぷらほ」に宿泊。
■11日(水)。「NPO推進フォーラム」@山形テルサ。「若者とNPOの協働」をテーマとした第5分科会B班ワークショップのファシリテーターとして参加。もともとかなり無茶な企画内容、時間配分であったのに、タイムキーパーさえ準備されておらず(事前の忠告すら無視!)、当然のごとく予定は遅れ、それらのしわ寄せがすべてワークショップに来ることに。無理やりまとめはしたものの、参加者の間にはいろんな消化不良が残ったであろうことは確実で、そこに関しては本当にごめんなさいと思う。まあ、行政サイドの仕事の運びかたとか協働に関する考えかたとか、彼らの文化や前提についていろいろと興味深いデータを得られたので、とりあえずは無駄ではなかったと思うことにする。その後、第8回目の「NPO・市民活動入門ゼミ」。テーマは、情報化社会・科学技術。「NPO推進フォーラム」に参加した郡山・栃木の人たちが参加してくれたこともあり、総勢18名の会になる。終了後、某ファーストフード店にて、「ぷらほ」メンバーとお茶会。久しぶりに帰宅。
■12日(木)。居場所スタッフ。予備校「高校受験社会」「センター地理」予習。
■13日(金)。予備校「高校受験社会」講義。空き時間、中抜けして山形フォーラムへ。『女の子ものがたり』観賞。その後、予備校「センター地理」講義。終了後、知人主催の反天皇制イベント「天皇即位20周年奉祝を考える会」@山形市中央公民館に参加。イベント前半のドキュメンタリー映画君が代不起立』観賞。そんなにイヤなら辞めて独立して自分たちで学校をつくってしまえばいいのに、と素朴に思いました。観賞中、隣のおやじがぶつぶつ映画の主張に批判的なコメントを聞こえよがしに撒き散らしていた。最近の年寄りはマナーがなっていなくて困ります。その後の交流会が面白そうではあったのだが、その後もあり残念ながら途中で退席。次は、所用で山形市市民活動支援センターへ。某NPOスタッフのTさんに、とある協働企画への参加協力のお願いをする。快く了承をいただく。感謝。帰宅して、翌日の大学院ゼミの報告原稿を作成。
■14日(土)。午前、「NPO・市民活動入門ゼミ」報告文献の読み込みと原稿作成。午後、W研究室@酒田市にて、大学院合同ゼミ。後輩院生Tさんの報告「食を中心としたネットワークと地域活性化」とそれに対する質疑応答。次に、自分の報告「「若年の居場所」における「支援」に関する社会学的考察」とそれに対する質疑応答。何となく修士論文までの道筋が見えてきた感じ。その後、公益ホール研修室に移動。第7回目の「NPO・市民活動入門ゼミ」(テーマ:情報化社会・科学技術)。3名の参加。今回より新規の方が1人追加。少しずつ盛り上がってきているので、あと2回しかないのが残念ではある。終了後、酒田駅前のビジネスホテルに宿泊。
■15日(日)。午前、日本海総合病院@酒田市へ、Sさんのお見舞いに。風がとても強い。その後、予定を変更し、数箇所の寄り道ののち東根に帰宅。この2年間の記憶をあれこれ反芻しつつ。某企画は本日をもって正式に終了。最短記録更新。あとは幾つかの残務処理を残すのみ。投下してきた諸々を思うと、あまりにもあっけない。奇妙な肩透かし感。バランスを崩してしまいそう。新たな均衡点を見つけ出せるようになるまで、少し大人しくしていようと思う。