2007年の収穫:書籍篇

■読了文献の総数は148冊(一般書137+参考書11)。前年に比べ45冊増。質云々の前にまず量を読むモード。これだけ読めば、少しはまともな文献も混じっているはず。2008年は、とりあえず150冊を目標にしよう。とりあえず今年のベスト3冊。

若者の労働と生活世界―彼らはどんな現実を生きているか

若者の労働と生活世界―彼らはどんな現実を生きているか

社会学論集。当事者たちによる「若年の労働/生活世界」の社会学。問題を、当事者としての固有の視点から捉まえる彼(女)らの手つきにドキドキする。希望を感じる。
心的外傷と回復 〈増補版〉

心的外傷と回復 〈増補版〉

■トラウマ臨床の古典。自分の現在の立ち位置というものが少しだけ見えるようになったのは、この本のおかげ。とはいえ、セラピー文化はやはり胡散臭い。どういうスタンスで読んでいくべきか、実は迷っているところ。
フィールドワークへの挑戦―“実践”人類学入門

フィールドワークへの挑戦―“実践”人類学入門

■人類学入門。学生さんたちのフィールドワーク・レポートをネタに人類学のイロハを説く。非常に面白い。知ることそれ自体の快楽が学生さんたちのレポートから滲み出ている。こういうのをやりたい。