『<畳長さ>が大切です』

〈畳長さ〉が大切です (双書 哲学塾)

〈畳長さ〉が大切です (双書 哲学塾)

■読了文献。103冊目。山内志朗『<畳長さ>が大切です(双書哲学塾)』。「畳長である」とは、特定の目的にとっては非効率だったり役に立たなかったりするが、それは同時に他の回路や他の目的や全体を見渡すことで「役に立たない」ということを超えた、重要な働きを担っている。哲学とはそうした「畳長さ」にこそ意味を見出すような営みである、とのこと。コミュニケーションの畳長性の件が、自分にはとりわけ面白かった。