■観た映画。25本目。『
東京原発』。カタストロフとかパニックとかを想像して観たのだが、全然そういう内容ではなく。現在の社会情勢にかんがみて、非常にタ
イムリーな内容でありますた。反
原発キャンペーンをもくろむ
東京都知事が「東京に
原発をつくる」と言い出し、その真意が側近たちに共有されるまでのお話。「
原発の安全性」神話の虚妄をひとつずつ丁寧に暴露していくという構成で、啓蒙的な側面が非常に濃厚。「東京」に電力を供給するために
原発(とそのリスク)を押し付けられている地方(裏日本とか東北とかの国内植民地)の怨念がゆんゆん漂う。しかし、その怨念は全うなものであると、植民地からはそのように見える。