2007-07-16 『天皇と日本のナショナリズム』 book 天皇と日本のナショナリズム_神保・宮台マル激トーク・オン・デマンドIV作者: 神保哲生,宮台真司出版社/メーカー: 春秋社発売日: 2006/11/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 32回この商品を含むブログ (21件) を見る■読了文献。76冊目。神保哲生・宮台真司ほか『天皇と日本のナショナリズム』。「マル激トーク・オン・デマンド」書籍化第4弾。女系天皇と女性天皇の違いとか、天皇と基本的人権の問題とか、いろいろと勉強になりました。とりわけ、女系天皇容認論/旧宮家皇族復帰論のポイントは、帝王学的な知識や規範(ノーブレス・オブリージュ)を欠く人びとを皇族内部に入れてしまうことで、象徴天皇制の前提を踏まえない政治的なふるまいが天皇(やその親族)から出てくるということのリスクにある、という議論が面白かった。