2007-06-03 『国家は僕らをまもらない』 book 国家は僕らをまもらない―愛と自由の憲法論 (朝日新書 39)作者: 田村理出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2007/04/13メディア: 新書購入: 1人 クリック: 40回この商品を含むブログ (25件) を見る■読了文献。54冊目。田村理『国家は僕らをまもらない:愛と自由の憲法論』。立憲主義入門。国家=権力に余計なことをさせないための縛りが憲法であり、人権は国家=権力に余計なことをさせないことで守られる。そのためには、国民は自立した個人であること、自分たちの力で権力をコントロールできることが必要。こうした立憲主義的な憲法観を日本社会に根づかせたいというのが著者の動機。『HERO』、桑田佳祐、『パタリロ!』、イチロー、『ぼくは勉強ができない』、『Dr.スランプ』、「ゆず」等といった身近なネタを素材として、立憲主義のイメージをわかりやすく噛み砕いて伝えようという試み。難点は、とり上げられているネタがやや旧いこと。