高等予備科講義:オリエンテーション

■明日より、高等予備科の講義がスタート。とりあえずオリエンテーションを。下記の内容について。

■社会科は「暗記科目」か?
①「あとで(受験が近くなったら)まとめて暗記する」では、対処できない。とくに記述問題。山形の県立校入試の場合、記述問題が全体の1/3をしめる。
②確かに、「暗記」で対処できる部分もある。しかし、まんべんなく全て暗記するのは効率が悪い。時間のムダ。暗記にはコツがある。

■「論理的に思考し、想像力をはたらかせる」ということ
①すごく大事な情報/それほどでもない情報を区別し、違いを見分ける。まんべんなくだらだら覚えない。必須事項(骨組み)をまずはしっかりおさえる。
②手元にある知識・情報をまずはきちんと体系化・整理しておく。自分の脳内に「引きだし」をつくる。
※すでに15年以上もこの日本社会で生きている。日常生活のなかで無意識に見たり聞いたりして、自分の中にいろんな知識・情報の断片は存在している。ただ、何があるのか/どこにあるのかわからないので、脳内の整理整頓が必要。ゆえに、「新しい丸暗記」など必要ない。
※もしどうしても「丸暗記」が必要なときには? そのときは、すでに自分が知っている知識・情報と結びつけてイメージすると、あとあと忘れにくい。

■社会科学習のすすめかた
①必ず「予習」をした上で授業に臨むこと! 予習してあることを前提に授業を進めます(予習していなければ授業は理解できません)。
②テキストの「基本問題」「発展問題」「章末まとめワーク」を自分で解いてきます。必ず自分の力で解くこと。理解できたところ/できなかったところをはっきりさせてくる。授業では、自分でよくわからなかったところを集中して聴く。
③授業ではおもに「発展問題」の解説と補足事項の追加説明を行います。テキスト/地図帳/ノートは必ず持参すること。可能であれば、用語集・資料集も。