『知に働けば蔵が建つ』

知に働けば蔵が建つ

知に働けば蔵が建つ

■読了文献。32冊目。内田樹『知に働けば蔵が建つ』。トランスクリプト地獄の合間のささやかな気分転換に。どこかで読んだような話題ばかりだと思ったら、ブログ記事から抜粋して加筆修正を施したという成り立ちの本だそうな。専門的な見地からすれば雑な議論も多々あるのだろうが、逆説的な思考という点では「入門書」として手ごろだと思うので、これもまた若い人たちにおすすめしてみようかと。オルテガの「貴族/大衆」のあたりを読んでいて思う。これってジョジョの分析にも援用できそうな発想だよなと。