『<つまずき>のなかの哲学』

「つまずき」のなかの哲学 (NHKブックス)

「つまずき」のなかの哲学 (NHKブックス)

■読了本。21冊目。山内志朗『<つまずき>のなかの哲学』。新聞書評のための読書。<謎>を守護するスフィンクスと<謎>の消去を図るヴィトゲンシュタイン。<謎>は、つまづかれるために存在し、繰り返された<つまづき>の結果、「私」というハビトゥスが生成する。ヴィトゲンシュタインは哲学にとっての<つまづき>である<謎>につまづき、彼独自の哲学というハビトゥスを構築した。同様に、誰しもが「私とは何か」という<謎>につまづくことで、固有の「私」というハビトゥスを構築していくことができる。以上が概要。さて、これをどのように書くかだが…。