2007-02-17 『<つまずき>のなかの哲学』 book 「つまずき」のなかの哲学 (NHKブックス)作者: 山内志朗出版社/メーカー: 日本放送出版協会発売日: 2007/01メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (21件) を見る■読了本。21冊目。山内志朗『<つまずき>のなかの哲学』。新聞書評のための読書。<謎>を守護するスフィンクスと<謎>の消去を図るヴィトゲンシュタイン。<謎>は、つまづかれるために存在し、繰り返された<つまづき>の結果、「私」というハビトゥスが生成する。ヴィトゲンシュタインは哲学にとっての<つまづき>である<謎>につまづき、彼独自の哲学というハビトゥスを構築した。同様に、誰しもが「私とは何か」という<謎>につまづくことで、固有の「私」というハビトゥスを構築していくことができる。以上が概要。さて、これをどのように書くかだが…。