『自由自殺法』

自殺自由法

自殺自由法

■読了本。8冊目。戸梶圭太『自由自殺法』。「自由自殺法」とその執行機関「自逝センター」をめぐるオムニバス形式の物語。著者の欲望がだだ漏れで、他人のマスターベーションの多様なレパートリーを見せられたような気持ち悪さが残る。アイディア自体は面白いと思うので、もっと冷静で透明で統制的な文体の人が書くべき題材だと思った。三崎亜紀とか。