降りやむことのない雨の季節をこえ

The Still Steel Down

The Still Steel Down

■29日(日)。予備校講義予習。安藤裕子GyaOをヘビー・ローテーション。この人の曲は、どことなくシュヴァンクマイエルを髣髴とさせる。午後、県青年の家@天童市にて、県教委主催の「プロジェクトYY若者サポーター養成講座」に参加。前半、大学教授(教育心理学)による「ひきこもり」に関する簡単な講義。後半、山形県内で活動する代表的な居場所の代表者3名によるパネル・ディスカッション。パネリストの一人として、相方の中の人が登壇。ぷらほのメンバーの中の人たち3名とともに観戦というか参戦しにいく。相方の中の人の発題も、質疑応答でのメンバーの中の人たちの異議申立も、さらには暗黙の連係プレイで相手の議論の隙を多角的にふさいでいく手法も、何もかもがすばらしい。しばらく見ないうちに凄まじい進化を遂げるぷらほの中の人たちに感動さえおぼえる。それら諸々を観戦しつつ、自分ならそのぷらほのロジックの隙をどう突くか的なことを同時進行で妄想して楽しんでおりました。脳内カウンター。ともかく、自分もまた更なる深化を遂げなくては、と思い知らされた一日でありました。動機の充填。どうもありがとう。その後、家庭教師2件。帰宅して、翌日の院ゼミ用のネタである「学会誌投稿エントリーシート」を準備する予定だったのだが、力尽きて寝てしまう。
■30日(月)。朝、一時間ばかしで無理やり「エントリーシート」を作成。予備校高等予備科2コマ。終了後、酒田@大学学部へ。月山道は相変わらず紅葉が綺麗だったが、前回にも増して道路工事だらけで、非常にいらいらさせられる。およそ一ヶ月ぶりの「演習Ⅰ」は、学会誌への論文投稿についての指導が主。内容は、夏の学会報告で使用したネタを使いまわすつもりなのだが、どういう形で再構成するか、その糸口がまだつかめていない感じ。W先生いわく「まずは仮説を明確にする必要あり」。確かにその通り。ということで、自分が「居場所ボランティア」あるいは「不登校・ひきこもり支援のための若者ボランティア」というもののいったいどの部分に違和感を感じているのか、そこを少し詰めて考えていかねばと思いますた。現時点の思考をまとめると、それは「本来であれば別の出会いかたが可能であるような同世代の人びとが、何ゆえに「ボランティアする側」/「される側」といった非対称的な上下の関係において、いわば分断された関係性で出会わなければならないのか、そうした出会いをわたしたちに強いる「ボランティア」とはいったい何であるのか」ということに尽きるのだが。終了後、鶴岡@大学院へ。冊子『支援者の不登校 当事者の不登校』の編集作業。最後の仕上げ。帰り道、空腹を感じたため、W先生にいただいたりんご(青森産:みっちーのお土産)をかじる。ごちそうさまでした! 帰宅して「あいのり」。「エントリーシート」修正作業の前に気分転換しようと風呂に浸かるも、疲れのせいか湯船の中で熟睡してしまい気がついたら一時間の月日が流れ去っておりました。寒気。