見た事もないような

ミクロ経済学

ミクロ経済学

■14日(金)。健康診断のため、酒田の学部のほうへ。終了後、W先生と面談。科研費の助成申請のやりかたについてあれこれご指導いただく。学部4年ゼミにちょっとだけ参加。その後、鶴岡の院のほうへ。6・7コマの「ミクロ経済学」。受講者が自分しかいなかったため、入院動機なども含め、こちら側の要望を丁寧に言語化できた。テキストは、伊藤元重ミクロ経済学』に決定。基本の基本から、しっかり教えてもらおうと思う。講義終了後、Wゼミ卒業生の人たちから「お誘い」の電話。夕食がてら、酒田方面へ。ちょうど一ヶ月ぶりの再会。Hさん、Yさん、Hくん、Mさん。Wゼミ行きつけの韓国料理屋へ。その後なぜかゲーセン。帰路「海が見たい」と(冗談で)いったら、酒田港まで連れて行ってくれた。真夜中の海、海上の丸い月がとてもきれいでした。遅くまでつき合わせてすいません。楽しかったです。ということで、鶴岡の院生宿舎に戻り就寝。ちゃんと勉強しろよ、漏れ。
公益法人―隠された官の聖域 (岩波新書)

公益法人―隠された官の聖域 (岩波新書)

■15日(土)。起床。宿舎にて、同期生Tさん、Sさんとそれぞれの背景とか動機とかについてあれこれ話す。お二人ともわたしと同じ週末入院のスタイルゆえ、聴講する講義もほぼいっしょ。よろしくおながいします。この日の講義は、3コマの「公益法人研究」、4コマの「公益政策研究」。前者は、公益法人制度の暗黒面に関する講義、後者は、「公益」の概念史に関する講義。後者はともかく、前者や前日の経済学講義で感じたことだが、とにかく自分はこの方面に関する語彙をまったくといっていいほど欠いているため、とりあえずの課題は、この方面――経済学とか行政学とか――で前提とされているような「ことば」の習得にあるのだと思う。新しい語彙(とそれによる新しい世界分節の方法、つまり新しい視座)の獲得。おそらく先は相当ながい。あせらず、しかし着実に進めていこう。その後山形に戻り、家庭教師1件。どろどろに疲弊。
■16日(日)。午前、家庭教師1件。午後は「日曜ゼミ」の予定だったのだが、参加可能な人があまりに少なかったため、急遽中止にさせてもらった。しかしそれでは、レジュメを必死で完成させたMさんに申し訳なかったため、これまた急遽、二人で「ぷちゼミ」をやることに。いつも利用する喫茶店がお休みだったため、ダメもとで大学図書館へ。研修室の利用申請をしたところ、利用者登録している者であれば研修室利用も可とのこと。さっそくそこで、Mさんの持参したレジュメをネタにやりとりを行う。おそらくそれは、作家と編集者のやりとりに近い。ゼミ誌に関しては、この「編集者」というスタンスで作業をすすめるべきかも、と思い至る。途中、文献さがしに図書館の書棚を利用できたのが、すごく便利でよかった。今後の「日曜ゼミ」の会場としても一考の価値ありかと。帰宅後、睡眠。深夜に起き出し、明日の予備校講義予習。そういえば、明日は日本史のMゼミの日。報告レジュメが未着手だったりする。がんがります。