『ナラティヴ・セラピー』/『脱アイデンティティ』

脱アイデンティティ

脱アイデンティティ

ナラティヴ・セラピー―社会構成主義の実践

ナラティヴ・セラピー―社会構成主義の実践

■読んだ本。39-40冊目。長らく読みかけだった『ナラティヴ・セラピー』と『脱アイデンティティ』。アイデンティティやポジショナリティの文脈依存性、可塑性、多様性などの指摘。それらは言語行為や物語行為を通じて構築されるもの。「主体subject」から「行為体agency」へ。「わたしたちの現在」――複数共同体への同時的/多元的帰属という自己の存在形式の一般化のこと――を記述するのに、これらはもはや不可欠の概念装置ではないかと思う。