『ホラーハウス社会』

ホラーハウス社会 (講談社+α新書)

ホラーハウス社会 (講談社+α新書)

■読んだ本。38冊目。はじめての芹沢一也。『ホラーハウス社会』。「非行少年」や「異常者」を――「怪物」イメージのもとに――括りだし、それらの存在がもたらす恐怖をある種の快楽として消費する社会=「ホラーハウス社会」の生成。たいへん読みやすい親切な本。「解説」で藤井誠二の語る「赦す被害者」物語への強迫に対する懸念が非常に印象的だった。