門番(ゲートキーパー)は、誰なのか?

■W先生の社会学ゼミ。5コマ目。16:20−17:50。参加者は、学部4年の学生さん4名(男2/女2)と先生とわたし。どういう理由かはわからないが、参加者がいつもに比べて少ない。報告は、男子学生の2名。1人目の学生さんは、卒業論文で執筆予定の内容から一部抜粋して要約したものを発表する、というスタイル。先生が司会進行を兼ねて、学生さんたちとわたしにツッコミを求め、そこで広がった論点を補強したり、まとめたり。2人目の学生さんは、卒論概要についての簡単な報告の後、フィールドワーク(?)の映像記録(未編集)――先週4年ゼミ生全員の協力のもと実施された――を提示。参加者皆でそれを視聴する。定刻通りにゼミは終了。
■以下感想。フィールドワークの映像記録は、未編集であったがゆえに、ゼミ学生の人たちの関係性がいろいろと垣間見えて非常に興味深かった。仲間の仕事に楽しそうに協力する学生さんたちの姿がそこには映し出されていて、「こういうのっていいなあ」と、素で感動してしまったことよ。おそらく、彼(女)らにはそんな実感なんてないんだろうな。それくらいに当たり前に、自然体で、その関係性を享受しているんだろうな。かつての自分をそこに重ねてやられてしまう。それぞれ違う背景や前提にも関わらず、たまたま同じ場所で出会い、同じ課題に向けて各自の方法を磨くべく切磋琢磨したり、その貴重な関係性そのものを育み、享受する人たち。自分もいつかそんな場を創りたい、とこっそり思う。