儚い願い

イエスタデイをうたって 3 (ヤングジャンプコミックス)

イエスタデイをうたって 3 (ヤングジャンプコミックス)

■何となく「小さな物語」をリレーしてやり過ごしてきたこの数ヶ月。唐突にその連鎖が途絶えた感じがあって、何だかちょっと疲れが出つつある。目的論の断絶。いわゆるアノミー状態。そういうときに限って仕事に余裕があったりもして、余計なことを考える時間だけはたっぷりあるという惨劇。毎度毎度のことですが。ああどうか、すべてが面倒くさくなってしまう前に、「新しい物語」が見つかりますように。いずれ必ずやって来る「濁流」が自分のこのささやかな箱庭を跡形もなく押し流してしまう前に、いろんな関係性にきちんと決着をつけることができますように。悔いが残るとすれば、おそらくはそこだけだ。
■そしてその「濁流」に備えて、まずは自分の足場を固めること。目的論の自己調達。さて今回はどうやって「逃げ道」をふさごうか。環境とは、自分をとりまく意味論や関係性の総体である。できれば自分が絶えず何らかの有効な刺激を受け続けることができ、日々を楽しくやり過ごすことができる、そんな関係性や文脈の中に身を置き続けたい。そういう人たちをこそ、選択し続けていきたいと思う。現在のこの関係性に、それがもたらしてくれた楽しさや喜びに、深く深く感謝している。「ここ」まで連れてきてくれてありがとう。「ここ」とはまた別の新たな関係性や文脈が開示されるまでの残り半年間、「ここ」でできることに、悔いの残らぬよう精一杯とりくもうと思う。