you know I'm tryin' to hide it

会話分析への招待 (SEKAISHISO SEMINAR)

会話分析への招待 (SEKAISHISO SEMINAR)

イエスタデイをうたって 2 (ヤングジャンプコミックス)

イエスタデイをうたって 2 (ヤングジャンプコミックス)

■本日の読了本:好井裕明・山田富秋・西坂仰[編]『会話分析への招待』。会話分析の基本概念・枠組についての知識が読者側に存在することが前提になっているような記述。それらについてよく知らないままに読んだので、ちゃんと理解できた気がまるでしない。会話のトランスクリプトが非常に読みにくい。慣れるまでが大変だと思った。とはいえ、アイディアそのものはすごく刺激的で面白い。「保健室での会話」を分析した論考、秋葉昌樹「保健室のエスノメソドロジー」がいろいろと参考に。この人の著作も読んでみようかと。
■今日は朝から講義の予習。「世界史」は、19世紀ヨーロッパ史。「ウィーン体制」とか「1848年革命」とか。「倫理」は、日本の仏教思想。「末法思想」とか「鎌倉新仏教」とか。ようやく目途がついて、一息つく。改めてそれらを振り返ってみるに「いったい何屋さんなんだ漏れは」とか思わないでもないのだが、よくよく考えてみれば、たった5年前までの、それは自分の「専門」でもあったわけで。そういうあれこれから推測するに、今の自分は「専門」不在の実存不安にもしかしたら陥っているのかもしれない。
■調整完了。逃げ場はいつかはなくなるし、逃げ道もいつかは断たれるもの。ならば先手を、ということで。あとはこころ穏やかに「その日」を待とう。何も考えることなくルーチンワークを淡々と。「その日」の後に自分がどのような立ち位置に立つことになるのか。そこは「今日」とさほど変わらない場所か、あるいは新たな困難の濁流か、正直なところ想像もつかない。結果がどうなるにせよ、どうかそこが「今日」よりもっと楽しさと刺激にあふれた場所でありますように。うわべのそれではなく、奥底にある真意が、きちんとその人(たち)に伝わりますように。それを伝えるにふさわしい言葉たちが、「その日」の自分に生まれますように。