『あしがらさん』

日曜日に観たドキュメンタリー映画『あしがらさん』では、あしがらさんや監督たちをとりまく「都市の風景」そのものにやられてしまいました。初めて東京を訪れて「都市的なるもの」を体感した12年前の夏の眩暈のような感覚をふっと思い出してしまった。忌避しつつもどこかで惹かれてしまう都市の猥雑さ、残酷さ、そしてどうしようもないほどの出口のなさ。何なのだろうな、この理不尽な吸引力は。