本当はもう少し 捨てなきゃならない

■12日(金)。予備校高等予備科2コマ。終了後、酒田へ。急な事情で不在のW先生の代役で学部4年のゼミ指導。学生さんたちにとっては卒論提出前の最後のゼミ。責任重大。出席者6名。それぞれに、課題、仮説、構成、結論、の4点についてかいつまんで説明してもらい、論文の全体構成に関する矛盾や欠陥を指摘。壁の前の人には、幾つかのやりとりを通じて、打開策のヒントを提示。W先生のこれまでの指導方針に抵触して学生さんたちを混乱させないようにと、そればかりが意識されて内容にはほとんど踏み込まず。ぐったり疲弊。その後、鶴岡へ。早々と院生宿舎に引きこもる。
■13日(土)。3コマ「公益法人事例研究」。
■14日(日)。家庭教師4件。
■15日(月)。予備校高等予備科2コマ。居場所スタッフ・ミーティング。某国営放送の中の人が取材申込に。企画趣旨をひと通り聞いた後、企画内容に関する提案を幾つか。返事はまた今度とのこと。さてどうなることやら。その後、家庭教師2件。
■16日(火)。午後、酒田へ。Wゼミ学生の卒論個別指導。締切まで残り2日。1人あたり1時間近くに及ぶ個別指導を5人分。その合間、月末の修論中間報告会に提出するレジュメについてコメントをいただくため、M先生の研究室へ。もはや原形をとどめぬほどにまで完璧に叩き潰される。期待してお願いしたわけではあるが、それでもやはり、完璧な死体と化した自分の分身を目にすると、思わず泣きたい気持ちになる。これをバネによりましなものを創ろうと思えればいいなと思うのだが、そんな気はおきず。何だかいろんなことがどうでもよくなってしまう。
■17日(水)。居場所スタッフ。何ひとつ流れに逆らわなかった一日。
■18日(木)。居場所スタッフ。派遣会社の月例業務報告。家庭教師2件。
■19日(金)。早起きして予備校実力テスト採点。予備校高等予備科2コマ。終了後、県立図書館、大学図書館を経て、居場所スタッフ。外出イベントで、某カラオケボックスへ。非日常空間ならではの、いろんなことが面白かった。
■20日(土)。体調悪し。講義は休講させてもらうことに。出席日数が既に足りていないような気もするが、もはや底が抜けている自分には単位とかはどうでもよい。自室で安静を保ちつつ文献購読。「始めるのは簡単だが、続けるのは大変」とは誰かが言っていた言葉だが、「辞めるのはもっと大変」なのだということに今更ながら気づく。自分の欲望すら見えない/見ようとしない人びとへの苛立ちやムカつきは、自分自身へのそれが外部投射されたものにすぎないのかもしれない。