『欲ばり過ぎるニッポンの教育』

欲ばり過ぎるニッポンの教育 (講談社現代新書)

欲ばり過ぎるニッポンの教育 (講談社現代新書)

■読了本。100冊目。増田ユリヤ苅谷剛彦『欲ばり過ぎるニッポンの教育』。フィンランド型教育のことが帯にあったので期待して読んだら、フィンランドはあくまで参照項として、話題の中心は日本の教育システム。フィンランド型についてかなり抑制的に語るトーンが、あれこれ期待しつつ読み進めようとしている現在の自分にはちょうどよかったかも。残念だったのは、苅谷氏の対談相手の人が明らかに力量不足で、「対談」として成立していない点。これだったら、苅谷氏の語り下ろしの単著で十分。