立ちつくす私は 流れる人に押され

Middle Tempo Magic(CCCD)

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■20日(月)。第二回プロジェクトYY交流会@朝日少年自然の家。企画協力。ぷらほからは5人が参加。酒田市のSHG、山形市のSHGから合わせて10名ほどの若年が参加。感謝。屋内芋煮会ソフトバレー、そして深夜の交流会。他の団体の人たちと話すと、自分たちの語彙の特異性が際立って非常に面白い。スタッフのみならず、メンバーのそれも然り。コミュニケーション空間=環境としての居場所。
■21日(火)。引き続き、プロジェクトYY交流会。プラネタリウム、焼き芋づくり。プラネタリウムでは暗くなると同時に意識を失い、焼き芋づくりでは作業している人たちの傍らでどぶさらいをして楽しんでおりました。終了後、メンバーの人たちとの昼食を経て居場所へ。スタッフ2人で、この2日間の振り返りミーティング。その後、家庭教師2件。
■22日(水)。早起きして定期テスト採点業務。予備校高等予備科2コマ。とある謎に頭をひねる。はて自分はどこかで地雷を踏んでしまったのだろうかと。思い当たる節がないでもないが、なぜそれが今なのかは依然として謎。その後、県立図書館、大学生協書籍部を経て、居場所スタッフ。印刷会社のおねーさん(メガネ女子)が来訪、完成した冊子『支援者の不登校/当事者の不登校不登校支援のためのコミュニケーション・ヒント集』が手許に届く。午前中の件で割と疲弊、豪快に眠る。終了間際、青年ユニオンの中の人たちの訪問。非常に興味を覚えるのだが、じっくり関わるだけの時間的な余裕が今はない。帰路の車中で大事なことを思い出し、同じく帰路のY(メガネ腐女子)を呼び止めて臨時会談。次の企画のための仕込み。楽しいことを、しましょう。
■23日(木)。家庭教師3件。帰宅して、翌日のゼミのためのレジュメ作成。「フリーライダーとしてのボランティア」路線はいろいろあって破綻した感じなので、別のネタを準備。ボツにされてお蔵入りしていた「ボランティア・グループのアイデンティティ政治」ネタで、無理やりまとめる。
■24日(金)。予備校高等予備科2コマ。終了後、居場所、自宅を経由して、新庄廻りで大学@酒田へ。2週間ぶりの学部4年ゼミ。これから研究室を選ぶ2回生の人たちのための公開ゼミということで、数名の見学者が見つめるなか、いつもと違う教室でのゼミ。テーマは「三菱の企業文化」。終了後、院ゼミ。W先生に2つの案の間で迷っている旨をお伝えしたところ、「ボランティアと政治」の方を激しくお勧めいただいた。こちらは実のところまだ自分でもオチが見えていない。その後、大学院@鶴岡へ。研究室にて、某基金からの助成事業についての実施報告書の作成に着手。厭きてきたあたりで院生宿舎へ。前回宿泊時に引き続き、小説を読了してから寝る。森絵都『カラフル』。
■25日(土)。2コマ「復興ワークショップ」。最終回。いちばん期待せずに出た講義だったが、今期でいちばん面白くかつ役に立つ講義だったと言えるかもしれない。規範としての「人間の安全保障」について。国民国家の機能不全ゆえの欠乏・恐怖(内戦や虐殺や暴力や飢餓等)に介入する根拠として「人間の安全保障」の規範機能が構築されつつある、という議論。近代家族論のロジックと同じ形式。「国民国家」を「近代家族」にかえて読んでみるとわかりやすい。そこから考えるに、近代家族の機能不全ゆえの欠乏・恐怖(虐待やDVやひきこもり等)に介入する根拠として、こちらの文脈ではいったい何が構築されつつあるのだろうか。終了後、院生研究室にて某基金助成事業報告書の作成作業。決算関連の書類を作成した後、雪で真っ白な月山を越えて自宅@東根へ。その後、所用で南方(置賜)へ。ブクオフ@南陽店にて、脱メガネ毒男O、メガネ腐女子Yと合流。夕食がてら、打ち合わせ。帰路、BGMで流れる安藤裕子「隣人に光が差すとき」の美しさに突然に気づく。涙。