『「口ベタだっていいじゃない」と思えるコミュニケーション力養成講座』

■読んだ本。81冊目。『「口ベタだっていいじゃない」と思えるコミュニケーション力養成講座』。「コミュニケーションが上手い」ということを、「話し上手」のみならず、「聞き上手」=「話させ上手」をも含むありかたとして捉え、「口ベタな人」に向けてむしろ後者の方向での熟練を説く。この点では、最近個人的に壁にぶちあたっているインタビューの方法論というテーマにも重なる。本書の概念用具を用いて記述するなら、自分がclosed questionをうまく使いこなせていないらしいということ、open questionに関しては、拡大質問/限定質問の区別なく無差別に質問してばかりいたらしいということが判明。本書の背景にはコーチング理論とやらがあるらしい。個々のコミュニケーション技法そのものというよりは、それらを取捨選択して論理的に配列し商品化するやりかたのサンプルとしての効用のほうが、今の自分には大きい。