もう此所には何もないということ
■予備校高等予備科2コマ。居場所運営委員会(という名の「日常」復帰のためのリハビリテーション)。全然ダメだと思うのは、「ことば」がまるで生まれてこないこと。何かを「語りたい」という欲望や動機が、悲しいかな、今の自分にはどこにも見当たらない。自分を動機づける「物語」たちを、鼓舞したり方向づけたり位置づけしたりしてくれるような「枠組」の不在。不在の自覚は、2年前に遡る。今年こそは「この場所」からいいかげん抜け出したいものだと思う。「枠組」の不在ゆえの「物語」の空転/ゆえの「枠組」構築の頓挫/ゆえの「物語」の空転/ゆえの…という、動機磨耗スパイラル。この悪循環に、さてどう介入したものか。「枠組」が強制降臨する(であろう)今春まで、あせらず待つがよろし、なのか。
■読んだ本。
- 作者: 戸田忠雄
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2005/07/06
- メディア: 新書
- 購入: 1人 クリック: 2回
- この商品を含むブログ (14件) を見る